
4年前の春先に毛柱類、白楽翁の小苗を入手しました。上の写真はその後約1年弱の頃の物で、高さ10cmくらいの頃です。
白い毛状の刺を放射状に出してその中から褐色の刺が見え隠れしています。この頃はどちらかというと柔らかい雰囲気を持った毛柱という印象でした。

それから約3年、背の高さは25cmくらいになりました。放射状に伸びていた毛は短くなり、肌にまとわりつくようになりました。そしてその代わりに褐色の鋭い刺が目立つようになり、だいぶ雰囲気が変わってきました。

頂部にはかなり太い刺も出てきています。今まで見られなかった極太の刺です。3年前に優しい雰囲気だったのが、勇猛な姿に変わってきています。苗の太さは4-5cmくらいと余り太くなっていません。毛柱類には子吹きせず1本のまま背が高くなる物と、ある程度大きくなると、側面から子吹きする物や、根元から子供を出して林立する物などがあります。果たしてこの白楽翁はどのタイプでしょう。せっかくなので花も見てみたいと思うのですが、柱サボテンの花はかなり大きくならないと見られない物が多いです。わたしの元気なうちに見ることが出来るでしょうか。
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- 2016/04/01(金) 22:58:01|
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今日は久しぶりに毛柱類のご紹介です。
写真は
エスポストア属・銀河楽です。真っ白な毛をまとって、どんどん伸びてきました。元々は緑の肌に金色の刺が出ていますが、白毛に覆われてほとんど見えません。
これは4年ほど前に大阪の山城愛仙園で購入した苗です。その頃は高さ12-3cmの苗でしたが、順調に生育し今では高さ30cm近くまで伸びてきました。実生苗なので根元は2-3cmの太さしかありません。上にいくほど太くなって、最大径は8cmくらいにまでなりました。桃太郎の物語に出てくる鬼の持っている棍棒みたい。ちょっと根元が不安定な感じです。太さはどれくらいまで太くなるんでしょうか。

ここまで来たら是非花を見たい物です。ネットで写真を探してみましたが、見つかりませんでした。
どうもこの種はかなり大型になるような感じで、相当大きくならないと花は見れないかもしれません。
昔、わたしの若い頃に吹雪柱という毛柱を育てていました。その時は高さ4-50cmで花が咲いたのを覚えています。たしか、赤く細長い形の花だったような・・・・。かなり昔、40年近く前のことなので記憶が定かではないですが・・・・。
この銀河楽はまた別種なので花も違うでしょう。私の元気なうちに花を咲かせてくれればいいんですが・・・・・。
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- 2014/11/15(土) 22:36:29|
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毛柱類の銀河楽です。
3年ほど前に大阪の山城愛仙園で購入しました。その時は高さ12-13cmくらいのかわいい苗でしたが、3年ほどで大きくなりました。今、測ってみると、直径7cm、高さ34cmくらいになっています。
きれいに丸く育って、太くなってきています。体からは毛と細い刺を出していますが、体全体を真っ白な毛で覆っていて、ほとんど内部の刺が見えません。ちょうど植え替えをしなくてはと思い、素手で持った所、案の定細かい棘が刺さりました。毛ばかり見えるので体全体の柔らかい毛だけかと思いきや、やっぱり鋭い刺が隠れていました。
結構大きくて重いので棘も刺さりやすいです。その後の作業は分厚い革手袋ですることになりました。約2年ぶりの植え替えです。根が鉢一杯に張っていたので5cmくらいに切りそろえ、植え替えをしました。植え替え直後は支柱を立てないとひっくり返りそうです。根が張るまでは転倒に注意です。

銀河楽の隣にマミラリアのサボテンを1本植えていました。この苗は何十年も前からうちの温室にあったのですが、名前がわかりません。茶色い刺の混じる白刺種で、赤い花を咲かせています。少し背が高くなって、直径5cm、高さ9cmくらいになっています。結構かわいいので、植え替えて単独の鉢に移してやりました。
もし名前のおわかりになる方があられましたらご連絡ください。名無しの権兵衛では寂しいですので。
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- 2014/03/30(日) 22:20:01|
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私の温室には今3種類の毛柱類が住んでいます。
1種類目は
エスポストア属・銀河楽です。
2年ほど前に大阪の山城愛仙園で求めた苗ですが、結構大きくなりました。
高さは25cmくらい、一番太いところで6cm位になりました。白い刺が密集して真っ白です。その中に黄色っぽい短い刺が隠れています。1年に5cmくらいは大きくなっているようですのでこの調子でいくと数年先には花も見られるかもしれません。毛柱類の花はかなり大きくならないと見られないことが多いので咲けば貴重です。サボテンの専門誌にも花の情報が出ていないことが多く、一度は見てみたいです。どれくらいで花が咲くかは資料がないのでよくわかりません。とりあえずはこのまま綺麗な白毛を汚さないように育ててやります。
横に一緒に植えている苗は昔からいるマミラリアのサボテンですが名前はわかりません。何でしょう。

昔、私の若い頃に吹雪柱という毛柱を育てていたことがありました。高さ50cmくらいで群生していましたが、花を付けた記憶があるのですが詳しいことは忘れてしまっています。一般的な柱サボテンの仲間はおそらくは50-60cm程度で花が咲くものが多いのではないかと想像しています。まだ大分先の話になりますが。

これは私が40年前に実生した苗のひとつで
オーレオケレウス属・白貂丸です。40年前にはそれほどめずらしい毛柱ではなかったですが、今はほとんど業者のリストなどにも見あたりません。
銀河楽は毛が胴体にくっついたように整った綺麗な形をしていましたが、こちらは少し硬質な感じの毛を放射状に吹き出しています。かなり男性的な姿です。その刺の間からは鋭い黄色の刺が突き出しています。少し荒々しさがありますがそれが魅力となっています。この苗を見ると銀河楽がおとなしすぎて物足りなくなります。
今我が家の温室には6本ありますが今や貴重な存在に成りつつあるかもしれません。何とか開花までこぎ着けて種を取ってやりたいと思いますが、40年たっても花の咲く気配は全くありません。まだまだ大きさが足りないのでしょう。もう少しがんばって育ててやります。
白楽翁です。今年の初めに小苗を入手して育てていましたが、ほぼ順調に大きくなって高さは10cmくらいにまで成りました。
この毛柱の毛はまた変わっています。毛が胴体に巻き付かず放射状に伸びています。また変わっていておもしろいです。これで毛の数がもっと増えれば見応えがあるでしょう。逆光に映える放射状に白毛は綺麗です。
まだ苗としては小苗の部類ですのでこれからどうなっていくのか期待しながら見守りましょう。
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- 2012/12/04(火) 23:11:38|
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写真は白貂丸(Oreocereus ritteri)です。ライオン錦などと同じ属の毛柱類です。白い毛に覆われてその中から金色の強い棘を出します。私の好きな毛柱類です。この苗は私が約40年前に実生した何種類かの内の一つです。無精な栽培方法でも生き残った丈夫な品種です。私の温室には3本あります。大きさは太さ約5cm高さは30-50cmですがまだ開花はしていません。

そういえば最近サボテン業者さんのカタログなどでも毛柱類はほとんどお目にかからなくなりました。昔、私がサボテンを始めた頃40年前には必ず一部にこういう毛柱類が載っていました。確かに花などはなかなか咲きませんがその姿はまさにサボテンという風情があり、白毛の美しい品種も多いです。

40年前私が育てていた柱サボテンには吹雪柱や老楽、白雲角、雷神角、近衛柱などがありました。それらはほとんどこの40年間で枯れてなくなってしまいましたが、この白貂丸だけは生き残ってくれました。かわいいやつです。毛柱類のくせに”丸”という玉サボテンのような名が付いています。最近はこの名で検索してもほとんど情報がヒットしません。私がなぜこの種を40年前に選んで実生したかははっきり思い出せませんが、私の大事にしている古い本、誠文堂新光社から発刊されていた”総合種苗ガイド1”という本を見て思い出しました。

この本と平尾秀一氏の”原色サボテン”は私のバイブル的存在となっています。ともに40年前に購入して置いている古い本です。さすがに古いため新しい品種、ユーベルマニアナ ペクチニフェラやペレツデラロサエなどは載っていません。
特に”総合種苗ガイド1”は大変参考になりました。この本には古いこともあり写真などは少ないですが品種とその特徴などをうまく表現してあり、おまけにその当時の売られている価格帯も掲載されていました。
価格は約3cmくらいの物でAが30円前後、Bが50円前後、Cが100円前後、Dが200円前後、Eが500円前後、Fが1000円前後、Gが1000円以上、Hが相対で値段、Oが輸入球なら買いやすい物、とされていました。大変わかりやすい表現です。40年前ですのでおそらく物価は10倍くらい違うでしょう。
ちなみに白貂丸の項を引用してみると
白貂丸 O.rittey Cullm. 雪白の毛を白雲錦よりも密に出し、黄金色の直棘を突出する、きわめて品格の高いもの。棘が濃黄色の物を黄貂丸という。 B~C
という具合です。かなりわかりやすい表現で、写真がなくても想像力を働かせてその姿を思い描くことができます。昔は写真すらないのがほとんどで、ましてやカラー写真などはほとんどありません。そんな中サボテン屋さんのリストの中から価格と大きさを見て選ぶことがほとんどでした。
そして私はこの文章を見て種を注文して実生したのだと思います。この”総合種苗ガイド1”の表現は正しかったと思います。確かにこの白貂丸には気品も感じます。私は気に入っています。今市場で手に入りにくいのが残念ですが。
ついでにこの本で高額な品種を調べてみますと
亀甲牡丹:D,O-G 姫牡丹:O-F 太平丸:C-G 金鯱錦:G
黒王丸:D-E 白紅山:H 光琳玉:D-E
などです。今も昔も栽培困難な種類、成長の遅いものは高価なことには違いなさそうです。

写真をもう一枚、これはエスポストア属の銀河楽です。去年大阪の山城愛仙園さんで購入しました。毛柱類に懐かしさを覚え、今は1種類だけになった毛柱類の仲間を増やしてやろうと購入しました。白貂丸に比べて優しい感じできれいな毛柱です。両者ともに花を咲かせるまでは何とかがんばってみたいと思います。いつになったら花が咲くか資料がないのでわかりません。気長に待つことにしましょう。
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- 2012/03/06(火) 22:27:26|
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