
一昨年、白点がきれいでかなりいい系統の兜丸を2本購入しました。その後、一度植え替えをしてそのまま育てていましたが、どういう訳か花が咲かず、余り成長もしていないようで、どうしたのかなと思っていました。
そうすると先日急に腐りが出現して、びっくりです。兜丸は表面が比較的固い皮で覆われていて、そこに白点や疣があって、それが内部の様子をわかりにくくしている部分となっています。成長点部分が茶色くなってきてるなーと思ってさわってみると、内部は真っ赤。全部腐ってしまっています。直径8cmほどのかなりいい素質の兜丸だったのですが、全く手遅れです。

兜丸は元気なら、年に何度かは花を咲かせてくれます。花を咲かせないということは、かなり元気がないか、何か故障を抱えていることに違いありません。もう少し早めに抜いてみるべきでした。腐りは根からきているようで、根まで腐ってしまっていました。どうしてこんな事になったのでしょうか。全くわかりません。

もう一本、こちらの兜丸も調子が悪いです。側面部分から腐りらしき物が生じてきています。抜いてみると根は大丈夫そうでした。でも余り根の伸びはよくありません。

よく見ると、根の付け根付近に小さな傷らしき物があります。どうもここから腐りの菌が入っているように思えます。まだこの苗はそのままですが、結局腐った部分は元には戻らないので腐った部分を切り取るしか道はなさそうです。
しかし、兜丸はうちではどうもうまく育ちません。実生苗も、1-2cmくらいになるとこじれてくることが多く、かといって大きめの苗を買っても腐りやすい。なぜなんでしょう。ランポー系はうまくいくんですが、兜丸系とは相性が悪そうです。しばらくは兜丸には手を出さず、ランポー系だけで楽しむようにしようかなー、などと考えています。
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- 2016/10/11(火) 23:18:10|
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一昨年、
アストロフツム・白兜の中苗を入手しました。その後一度種を取ったためか、側面の少し下部分にくびれが出来、心配していましたが、最近確認してみると、くびれが取れて丸く戻ってきていました。これが正常な状態。ちょっと一安心です。
どうも、サボテンは種を作らせると種の方に養分を取られて、苗の元気さが衰え、くびれが出たり、弱ったりしやすいようです。この苗も一年間種を取らなかったので、元気を回復してくれたようです。今後は接ぎ木苗の方に種を取らせて、実生苗の方には花粉を提供するだけにしてやろうと思います。ただでさえ育てにくい兜系の苗です。うちの温室では兜丸系の苗はどうもうまく育ちません。他の栽培家さん達は上手に育てられている方も多いようで、そのこつをお教えいただきたいほどです。

これがこの苗の2年前に入手したときの写真です。横を向いていますが、少しは大きくなっているのがわかります。疣の数が増えていますね。今で直径は8cmくらい。ようやく中苗の上という所でしょうか。このままうまく育ってくれますように。
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- 2016/08/26(金) 22:19:17|
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2年ほど前、
キリンウチワ接ぎのスーパー兜の苗を2本用意して、片方をプラスチックコップを利用した水耕栽培にし、もう一方を普通の培養土に植えて成長を比較した実験をしました。その結果、うまく育てば、水耕栽培の方がやや成長が良いという結果が出ました。
元々キリンウチワが水分を好む性質があるための結果かと思いますが、サボテンでも一部の品種は水耕栽培が可能という結論を得ました。その時に使用したスーパー兜が今日ご紹介する2本の苗です。その2本の苗は去年接ぎ下ろしをして、今は見た目は正木と変わらない姿になっています。
上の写真はきれいに子吹きをした群生株になっています。子供を合わせた寸法は9cmくらい。結構大きくなりました。兜丸系は普通は子吹きすることはほとんどなく、接ぎ木したときにだけ子吹きする場合があります。でもこういう群生株の姿は珍しいと思います。これで台木が付いていなければ最高なんですが。この先いつまでこの姿を維持できるかが問題です。

こちらは子吹きせずに大きくなった苗です。スーパー兜として結構いい白点だと思います。ふっくらした稜線がなかなか良い味わいです。これで今5cmくらい。2本共にまだ花を咲かせていません。両方共に元気そうに見えます。おそらく2-3cm付けている台木から根が出て育っている物と思われます。挿し木した当初は余り元気がないように見えましたが、今は両方共に元気そうです。
このまま元気に育ってくれれば、接ぎ木苗であっても何ら問題ないわけですが、台木の寿命があるのかないのか、それは今のところわかりません。何とか元気に育ってくれることを祈りながら、経過の観察を続けます。
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- 2016/07/07(木) 23:01:28|
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春も盛り。
アストロフィツム属・兜丸の仲間も花を付け始めました。
上の写真は、標準的な
兜丸。一応白兜として入手した物で、かなり白点が密な方で優系だと思います。少し下部にくびれが出てきてしまったことは先日ご報告しました。この苗の花は花弁が細く、シャープな感じです。兜丸の花には花弁が細い物と太い物があります。違いはかなり大きく見た目にも全く違う花という印象です。
去年ネットで赤花兜のためを購入して蒔きました。生えていますが、1cm弱くらいの大きさです。早く大きくなって花を咲かせたいと思います。赤花の兜丸の花もその色合いがかなり千差万別と聞きます。良い色合いの苗を育てたいと思うのですが。

こちらは白系の
スーパー兜です。こちらの花は花弁が太く、丸っこい印象です。花びらの先端はシャギーがかかっているような形です。苗の大きさは8cmくらいで、背が高くなってきています。直径はこれ以上大きくならないのでしょう。この子の種を取って蒔きましたが、真っ白なスーパー兜はなかなか生まれません。相手方にも真っ白な苗を選ばないとうまくいかないのでしょう。

自家実生の
兜錦の接ぎ木苗です。丸っこい花びらに太い雌しべ、たくさんの雄しべ。かなり変わっています。斑柄は並斑という所。交配しようか迷いましたが、今実生予定の種がたくさん残っているのでやめました。なかなか実生する時間が取れません。春先は夏野菜を植えたりもしないといけません。いつも週末にするのですが、土日に天候が良くないと予定が崩れます。次の週末に夏野菜の植え付けを予定しています。どうか天候が良くなりますように・・・・。期待しています。
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- 2016/04/20(水) 22:41:35|
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アストロフィツム属・兜丸です。
この苗は一昨年入手した物で、直径6cmくらいの中苗です。白点が濃く、疣も大きめの良系の苗です。頂部には、蕾が上がってきてそこそこ成長してきているようです。しかし、今年の冬場にちょっと腰折れを起こしてしまいました。写真ではわかりづらいですが、手前の左側付近です。
どうも、私の温室では兜丸系はうまく育ちません。以前、実生したときにも、かなり多くの斑入り苗が出来ていましたが、1cmを超える頃から調子が悪くなり、どんどん減ってしまい、今では数本残っているだけです。ちょうどその調子を害する頃に、ワタムシ被害と、根ジラミ被害が重なり、それが原因だったのではと思うのですが、兜丸系は一度調子を損ねるとなかなか回復せず、そのまま枯れてしまうものが多かったです。そんな、兜丸系に比べて、ランポー系は育ちやすく、2-3年前の実生苗もそこそこ育っています。
中苗以上の大きめの苗では、もう一つ原因として考えられるのは、交配による種取の為の体力低下です。交配して種を取らせると、サボテンは種を作るためにかなり大きなエネルギーを使うようです。わたしが以前腐らせた兜丸達は、この種取による体力低下が原因だったと思います。2-3年前には斑入り苗欲しさに花が咲く度に交配して種を取っていました。おかげで斑入りの実生苗はかなり取れましたが、その見返りとして親苗が弱って、結局腐ってしまった苗が多く出ました。
それ以降は、種穫り用の苗は接ぎ木苗をメインにしてきています。接ぎ木苗なら、少々種を取ってもほとんど弱ることなく育ってくれます。今年も、もうすぐ兜丸の開花時期が来ます。今年は兜丸の斑入り苗の接ぎ木苗が何本か大きくなってきていますので、それを親木として、交配しようと思っています。でもサボテンの実生も結構疲れますので、そんなにたくさん出来ないかもしれません。夏は、夏野菜の種まきなどもしないといけないので結構大変です。
そういえば、先日播いたトマトがようやく芽を出しかけたところなんですが。その後どうなったかな・・・・。
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- 2016/03/21(月) 22:48:13|
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