
先日マミラリア・豊明丸が白くなってきたとご報告しましたが、よく見ると同じ
マミラリアの玉翁殿も白くなってきていました。
これは私が約40年前に実生した苗で以前に玉翁殿の3兄弟としてご紹介した苗です。その中でも一番の兄貴分の苗です。大きさはようやく14cmくらいになりました。年を食っている割に大きさは小さい方ですが一昨年までは約20年くらい眠ったような状態でした。それが2年前に植え替えをしてからようやく目を覚ましたように少しずつ大きくなってきまして今年の春は結構花も咲かせてくれました。
前にも書きましたが、マミラリアはいつ成長しているのかがわかりにくい部分があります。花を咲かせているときが成長期なのか、または新棘が出ているときがそうなのか、もう一つよくわかりません。新棘が出ていなくても全体的に直径が太っているときもあるように感じます。
この玉翁殿は確かに夏の暑いときは少し休んでいたように感じますが、ここにきて成長点付近が白くなってきました。これは新棘を出して成長し始めたということでしょう。マミラリアの白刺種はその白さが命です。
出来るだけ白毛が汚れないように育てていますが、長い年月の間には白毛に水がかかったり汚れが付いたりして汚れることがあります。特に雨続きの時などに毛が汚れるとカビが生えたようになって見苦しくなることがあります。
頭から水をかけるとどうしても汚れやすいので根元にかけますが、大きくなってくると根元の隙間が少なくなり、毛が汚れがちになります。植え替えの時には一回り以上大きめの鉢の方がいいかもしれません。
うちの温室は満杯の状態ですのでどうしてもぎりぎり小さめの鉢を使ってしまいます。それで水やりに苦労することになります。

私の場合、灌水用の水にペンタガーデン、万田酵素、ハイポネックス、木酢液を少しづつ混ぜてかけています。これらのうち万田酵素が茶色い色をしており、白毛に付くと汚れやすいです。今のところ注意してやっていますが将来は鉢底から給水させる方法も試さないといけないかなーと感じています。結構手がかかります。マミラリアの達人といわれるお方々はそんなこともされているとか。見習わないといけません。
今年5月の同じ苗の写真がありました。見比べると結構大きくなっているようです。特に下の方の子が増えています。
これから寒くなってくるとマミラリアの季節になってきます。
きれいになってくるマミラリアをまたご紹介しようと思います。お楽しみに。
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- 2012/09/29(土) 23:00:42|
- マミラリア
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うちの畑もようやく秋の野菜を植えました。
上の写真は
スナップエンドウです。世話のいらないように横にはうタイプの種類を選んでいます。家内のリクエストで甘いエンドウをということで種を蒔きました。もうすぐ植え付けです。

これがうちの畑の秋野菜の植え付けです。マルチを敷いて小さな穴を開けてそこに種を蒔いています。2列に植えているうちの左側は芽が出ていますが、右側は出ていません。どちらも同じように蒔いたのですが右の方だけがなぜか生えませんでした。その穴の中を見るとなぜか蒔いたはずの種がありません。不思議に思いながらもう一度蒔いたみました。でもまた生えず、種がなくなっています。
よく見るとそこには蟻が数匹うろうろしています。そしてよくよく見ると口に種をくわえているではありませんか。どうやら蟻が種を持ち去っていたのでした。
その後、蟻退治の薬を購入してきてまきました。その時は蟻はいなくなりますがまたどこからかやってきて種を持ち去ります。結局芽が出ていないところはすでにでている所から苗を持ってきて植え付けるようにしました。やっかいなことです。

写真は
水菜の芽です。マルチに2.5cm角くらいの穴を開けてそこに種を蒔いています。もう数年前からやっていますが穴が小さいので草の生えることもほとんどなく、雨などによる泥はねもなくなり都合がいいです。小さな穴ですが株が大きくなったらビニールは適当に伸びてうまく育ってくれます。

この四角い穴は木の四角い棒にカッターナイフの刃を取り付けてそれをマルチに押し当ててあけています。短時間で多くの穴が開けられて便利です。もし似たようなのをお考えでしたら木の丸い棒にカッターナイフの刃を付けても出来ると思います。中心に釘などをたてておけばコンパスのようにして使用できます。
園芸店でマルチにポット用の9cmくらいの穴を開ける道具が売られていますが結構値段がします。
私はポット用の穴を開けるときは先のとがった移植ごてを3-4回突き刺して穴を開けています。移植ごての先端をグラインダーで鋭くとがられるとよりうまくいきます。
今年は秋野菜として
カブラ、水菜、チンゲンサイ、菊菜、茎ブロッコリー、リーフレタス、スナップエンドウ、小型の白菜、ニンニクなどを植えました。
さて出来はどうでしょうか。

種が発芽したらすぐに不織布のシートを貼りました。
そのままにしておくとすぐにモンシロチョウが飛んできて卵を産み付けます。そうするとしばらくすると青虫が発生して手に負えなくなってしまいます。
出来るだけ自家製野菜には薬を使いたくないのでこれは欠かせません。
それに不織布は寒くなったころの霜よけにもなります。何もないよりかなり寒さにも効果があり、凍えるようになっても多少は成長するようです。
ちなみにこの不織布は去年のものの再利用です。よごれていてすみません。
また時々野菜の成長具合もご報告します。
うちでは毎年カブラで自家製の千枚漬けを作っています。おいしいですよ。またその季節がきたら載せたいと思います。よろしく。
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- 2012/09/28(金) 22:47:46|
- 野菜と花の栽培
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先ほど他のブロガーのお方からコメントを頂きまして、
緋牡丹錦の実生の経過はいかがですかというおたずねでした。
そういえばその経過はまだお知らせしていませんでしたので今日ご報告させていただきます。
9月も末近くなってようやく朝晩が涼しくなってきました。そろそろ今年の実生も終わりにしないといけません。今日ご報告するのは2-3週間前に実生した苗です。
上の写真は4種類蒔いています。
下の方は
ルリ兜錦と
白瑞鳳玉xスーパー兜の交配種を蒔いています。これは一緒にするつもりはなかったのですが、種の整理をしてるときに容器を落としてしまい、2種類が混ざってしまいました。種の外観はほとんど同じなので見分けが付かず、結局一緒に蒔いてしまいました。大きくなってくると見分けられるはずです。
白瑞鳳玉xスーパー兜はたまたま同じ時に花が咲いたので交配したのですが、こういう交配雑種は好きではないですが、以前ネットで見た同じ組み合わせの苗が白くて魅力的な姿をしていてちょっと試したくなって交配しました。稜の高い白い兜という印象にならないかと期待しています。
右が
緋牡丹錦です。発芽は順調でした。種が小さいので発芽した苗も小さいです。まだ斑入りがあるかどうかはっきりしません。緑の色の濃いのと薄いのが少し見えます。薄いのが斑入りかもしれません。
上が
兜錦です。白いのは葉緑素のない全斑でしょう。これはすぐに消えてなくなります。緑はおそらく斑なしです。その中間的な斑入り苗がなさそうです。どうもうまくいきません。
左上が
薫光殿です。発芽率が良くないです。最初の2週間くらいは全く発芽しませんでした。少し発芽してきましたがすくないです。発芽条件が他とは違うのでしょうか。

これはその1週間ほど後に蒔いた鉢です。
見ての通りで、
ヘキラン錦、
兜錦、
緋牡丹錦はうまく発芽しましたが
刺なし麗光殿と
白鳥が発芽しにくいです。刺なし麗光殿と白鳥には少しカビが発生しています。良くない現象です。発芽率が良くない原因を突き止めたいと思いますが今のところわかりません。いずれも自家採種の種で採種仕立てです。少し時間をおいて蒔くといいかもしれません。

これは
ISW兜x兜錦の苗です。これも全斑か斑なしかに分かれています。中間的ないい斑入りがあまりなさそうです。今年はどうもうまくいきません。去年は結構いい斑入りが多く出たんですが・・・。

こちらは
スーパー兜と兜錦の交配です。緑一色の中に少し斑入りらしきのが見えます。でも確率はかなり低いです。後はスーパー兜の良い柄に期待です。

こちらは
バラ丸の残っていた種を蒔いたものです。今まですでに3回くらいに分けて蒔いていますのでそれらは少し大きくなっています。これは蒔くのが遅かったのでまだまだ小さいです。一部透明になって腐りかけている苗があります。要注意です。育苗箱から出して温室に移した方がいいかもしれません。少し乾燥気味にすると腐りは収まる場合が多いようです。
以上が8月末頃の実生苗です。なかなか思うような結果が出ませんが、いいときがあれば悪いときもあるそれでいいでしょう。
あと1週間くらいで今年最後の実生接ぎをする予定です。キリンウチワが後8本ほど残っています。もう今年中の成長は余り望めませんが暖かくしてやれば少しは成長するでしょう。また来年本格的に成長してくれればいいと思っています。
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- 2012/09/27(木) 22:31:58|
- 実生・採種
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またまた季節外れの花が咲きました。
マミラリア・テレサエです。
本来春咲きで、5月に一度咲いています。
今年はどうもこういう季節外れの花が結構咲きます。
マミラリア・サボアエ、
クラインジア・薫光殿、
刺なし麗光殿もそうです。
どういう訳でしょうか。去年はそんなことはほとんどなかったように記憶しています。
今年は特に暑かったからでしょうか。暑いとこういう事が起こるのでしょうか。どうもよくわかりません。
でも難しいことは考えず、きれいな花を楽しむことにしましょう。
上の写真は実生苗の方です。三頭立てで、余り大きくなっていません。ここのところ少しふくれてきてようやく成長し始めたかなという感じです。テレサエも花のきれいな品種として有名ですが、なかなか花をいっぱい群開させるところまでは行きません。もう少し苗の元気が出て、大きな株にならないと無理でしょう。10輪以上の花を一斉に咲かせるのは数年以上先になりそうです。

これはもう一株の方です。こちらは竜神木の接ぎ木です。これは最近元気で良く成長して結構大きくなりました。高さは7cmくらいになり子が4個ほど出ています。ほぼ同じ花ですが雄しべの花粉の量が全然違います。実生苗の方はほとんど花粉がありません。方や、接ぎ木の方は花粉がいっぱいです。どうしたものでしょうか。
また、このサボテンは特徴的な刺をしています。刺というより毛という方が当てはまります。花火のように放射状に伸びた毛から綿毛のようなものを枝のように広げています。そう。どこかで見たような毛だと思ったら、白星の毛と同じ形です。姿は似てなくてもやっぱり同じ仲間なのだなーと納得します。

この苗の5月に開花したときの写真を載せます。

わかりにくいかもしれませんが、ほぼ同じ角度から取っています。下の方に見えている子も大きくなっています。大きさが全然違います。おそらく5月から2cmくらいは伸びたでしょう。
どうも秋に季節外れの花が咲く苗はすごく元気があるものだけのように思えます。元気が良すぎて体中のエネルギーを発散させるために花を咲かせるのかなーなどと思えてきました。
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- 2012/09/26(水) 22:50:02|
- マミラリア
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最近になってようやく朝晩が涼しくなり秋が来たことを実感するようになってきました。
そんな気候はサボテンたちにとっても同じようで、マミラリアの品種はここにきて白さを増してきたようです。
上の写真は以前にもご紹介しています
豊明丸の群生株で、私が去年の春胴切りして子吹きさせた苗です。1年と少しで結構見栄えのする株になってきました。夏前は肌の色がくすんでちょっと生気がないような感じでしたが、秋の気配と共に白毛を出してきれいになってきました。何より肌の色が緑が濃くなって白毛との対比でコントラストが付いてきました。おそらく今年の冬には花も咲いてくれるでしょう。全体の頭数が多いので大きくなったら迫力が出てきそうです。子が多い分、全体の径が早く大きくなるような感じです。
この株の5月の写真と見比べてください。

全体の色や大きさも全然違います。こうやってみてみると夏の間にも結構大きくなっていたのだなーと初めてわかります。マミラリアのサボテンは疣が多いのでどの疣がいつ伸びたのかもう一つよくわかりません。太平丸などは新棘が出ると今成長しているんだなーということがよくわかります。でもマミラリアはそんな点では見分けにくいです。
もう一株の方も見てください。

これは以前からある方の大きめの苗です。これは全体の頭数が少なく1頭1頭が大きいです。これもかなり白くなってきました。
同じ苗の6月の写真はこれです。

写真全体の色合いも多少違いますが、何より緑の肌の色が違ってきました。肌色は緑が濃いほど生き生きしてきれいです。
私はもちろんサボテンの花も好きですが、それよりもこんなサボテンたちの元気に育っている生き生きした姿に一番心を引かれます。花はだいたい一時だけのものですがこんなサボテンの元気な姿は年中楽しめます。
サボテンたちが元気なら私の心も晴れやかになります。
サボテンの元気がなくなると何となく憂鬱になったりします。
そんな単純な人間です。
年がいっても心はいつまでも成長しないなーと自分でも思います。
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- 2012/09/25(火) 22:24:38|
- マミラリア
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前に
キリンウチワに接ぎ木した
太平丸類に子がいっぱい出たことをお知らせしました。
その後その子をはずして接ぎ木するということを書きましたが、一応その作業が終わりましたのでご報告させていただきます。
子がいっぱい出ていたものでそれをはずすと、親苗の方はみすぼらしい格好になってしまいました。キリンウチワに接ぎ木した太平丸は3本でしたがそれぞれ2個、3個、4個の子を出していました。子は結構大きな面積で親苗と繋がっており、子の方は大きさの割に背が低く、はずして接ぐのに高さ方向に余裕がなく切り直しがしにくくて苦労しました。親の方は2-3cm、子の方は1.0-1.5cmくらいです。
そして親苗には大きな傷跡が残りました。

刺はいいのが出ていますが、下の方は角質化しておまけに大きな傷跡が・・・・・。

これは子をはずしたときにたまたま夕立があり、乾燥具合が良くなかったため傷口が赤くなってしまいました。おまけに傷口は4個もあります。赤ぐされのようになってしまい少し心配です。幸い内部まで進行はしていないようですので大丈夫でしょう。
それにしても傷痕が結構大きいので、うまく目立たないようになってくれるかどうか心配です。これが気にならなくなるにはかなりの時間が必要なようです。気長に見守ります。

一方の子の方は最初はこんな感じです。こちらの台木は袖ヶ浦です。
元々背が低いので接ぐ際に切り直すともっと背が低くなります。しなびた子がくっついているだけです。何とかほんの少しでもくっつけばだんだん元気になってきますが、ポロッと取れてしまうのもあります。そういうのはもう一度接ぎ直したりしました。そうするともっと背が低くなります。

うまく接げればだんだんふくらんできてこんな感じになってきます。接ぐときに刺は取り去っていますので、今出ている刺は接いでから出た刺です。新棘はきれいですねー。

この刺は結構いいみたい。
はずした子は全部はうまく接げませんでしたが80%くらいは成功しそうです。これで3本の実生接ぎ苗から10本ほどの苗ができあがったことになります。うまくいけば結構量産できそうです。
こんな感じでうまく量産できるなら兜錦などの斑入りのいいのを接いで子吹きさせ、増やせれば良い斑柄の苗が量産できるかもしれません。来年は試してみようかな。
キリンウチワの成長期は5月頃から10月頃まででしょう。うまく子吹きさせるには成長旺盛なときに接がないといけません。今頃に接ぐとうまく成長させられないでいい結果が出ないでしょう。時期は限られます。
来年は3-4月に実生をして、その苗を5-6月頃に接ぐために台木を今から準備しておいた方がいいかも。
台木の管理も結構難しそうです。
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- 2012/09/24(月) 22:55:48|
- エキノカクタス
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実は内緒にしておこうかどうか迷ったのですが発表することに決めました。
上の写真の
ルリ兜錦と、下の写真の
兜錦ですが、実は日本生まれではありません。東南アジアのタイ生まれです。
私は仕事の関係もあり以前から米国のE-bay(イーベイ)をちょくちょく利用しています。E-bayといえばアメリカを始め世界各国でオークションサイトを展開している超有名なサイトです。以前一時日本でもサービスを始めたことがありましたが、日本ではヤフーオークションにかなわずすぐに撤退してしまいました。
私は仕事でE-bayを利用するうち、趣味であるサボテンを海外から購入することは出来ないかと思うようになり、E-bayのサボテンのページを覗いてみました。そうすると日本でも中々手に入りにくそうなサボテンや多肉植物が結構掲載されていました。その中で気になった兜錦とルリ兜錦を試しに買ってみようかと思い、それらを落札しました。
それらの出品人はなんとタイの人でどうやら日本から種を入手して向こうで世界のサボテンマニア向けに販売しているようでした。
私はもちろんこういう植物を輸入することは初めてでどういう手続きが必要かわかりませんでした。しかし、物事はとにかくやってみないとわからないので、もしだめならあきらめても良いというような気持ちで落札しました。
落札した後、落札人から原産地証明は必要かという問い合わせがあり、一応欲しいと答えておきました。
その後、発送通知があり、日本の税関に届いたのですが、税関からはこの品種はワシントン条約で輸入規制が適用されているから許可証を提出しろという連絡が入りました。
詳しいことを調べてみると、ワシントン条約では絶滅危惧種などに輸出入を規制する品種がかなりあり、兜丸もその中に含まれていました。
この規制には園芸用に繁殖された苗は含まれないということでしたので、そのことを税関に説明して何とかならないかと話しました。そうすると所定の書類を提出すれば通関可能だろうという返事が得られました。
その後、オークションの出品人へ連絡を取り、原産地証明の原本、輸出許可証、輸入申請書などを用意してようやく通関が可能になりました。
初めてとはいえ輸入の手続きの煩雑さと手間のかかるのには閉口しました。途中でいっそやめてやろうかとも思いましたが、乗りかけた船なので途中でやめるのもしゃくで何とかかんとかやり終えました。
その間、約1ヶ月半くらい、ようやく届いた苗は少ししなびていましたが、その後なんとか根を出して育ってくれました。どちらも接ぎ木の接ぎ下ろし苗でした。オークションにページにはそんなことは書いてなかったのですが、ちょっぴりがっかりしました。でも斑入り苗は実生だと育てるのが結構難しそうなのでこれも仕方ないかなとも思います。

それから約1年半、4-5cmだった苗はどちらも約6cmくらいまで生長してくれました。
去年から今年にかけてうちの兜丸やルリ兜などと交配して多くの斑入り苗を生んでくれました。これだけ役に立てばその頃の手間や苦労が十分報われたと思っています。
でも、もうこんな苦労はたくさんなのでE-bayからの苗の購入はやらないでおこうと思います。
もしそういう書類の手続きに精通している方があれば一度挑戦されるのもいいかもしれません。日本では手に入りにくい品種が出品されていることもあります。
いかがですか。
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- 2012/09/22(土) 23:24:43|
- 兜丸類
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夏場の暑い中、マミラリアの品種の中には元気に生長している苗やちょっと一休みしている苗やら色々です。マミラリアは品種が多いので様々なタイプがあります。マミラリアのサボテンは冬場から早春にかけて開花するものが多く、そのようなサボテンは秋から春にかけて生長するものが多いようです。
でも同じ品種でもその育て方によって夏場に盛んに成長するものや夏場は休眠するものなどいろいろあるように思います。それはその品種の性格というより、苗の元気具合が影響しているように思います。うまく育てれば年中成長する事もありそうに感じています。
この
マミラリア・白星はピンク花ということで去年の初めにドイツのコーレスから種を購入して蒔いたものです。それから1年半でこんなに大きくなりました。大きいものは約5cmになりました。まだ寄せ植えしていますが、今年の冬には開花しそうです。ピンク花というのはどんな色でしょうか。鮮やかな色でありますように。実生なのでそれぞれの苗によって花の色合いは差があるかもしれません。そろそろ子吹きもし始めています。
これは春に植え替えしましたがそれから3ヶ月でもう隣の苗とくっついてしまいそうです。夏場も結構成長しています。うちに元からある普通の白星は夏場は休眠しているようです。それとは成長の仕方が違うみたい。小苗だからでしょうか。

この写真は7月29日のものです。2ヶ月間の成長具合がよくわかります。
一つ気になるのはマミラリアの植え替えの時の根の整理の仕方です。マミラリアの多くは細く長い根をたくさん出します。植え替えの時は普通はそれらをほとんど切り取ってしまって2-3cmの長さにしてしまいます。そうすると新しい根がまた出てきますが、根が出るまでには結構時間がかかります。
小苗の場合は根を切らずにそのまま植え替えます。そうするとその根はそのまますぐに伸び始めて成長を始めます。この根が出始めるまでの時間差が成長の違いとして出ているように感じます。
今度マミラリアのサボテンを植え替えるときは根を出来るだけ切らずに植え替えてみようかと思っています。余りにも長い根は切らざるを得ませんが最小限にしてみようと思います。どうでしょうか。
マミラリア以外のサボテンも根を多く切ると成長開始が遅れるように感じます。私の好きな太平丸類も今まで根をかなり切っていましたが今度切らずにやってみようかななどと思っています。
皆さんはどうですか。
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- 2012/09/21(金) 23:21:29|
- マミラリア
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写真右は
ロホホラ属・子吹き烏羽玉錦です。
私はまだ烏羽玉は持っていませんが、どういう訳か斑入りの烏羽玉だけを持っているのも、斑入り好きの私としてはめずらしくないかも。
子吹き烏羽玉は普通の烏羽玉とは違うそうです。小さなうちから子吹きして群生します。余り大きくならないので花も咲きにくいみたいです。その代わり子がいっぱい出るのでその子をはずして植えれば繁殖は簡単です。この斑入りも子をはずして接ぎ木するかそのまま植えるとすぐに増えそうです。そんなに増やしても仕方ないのでこのまま出来るだけ大きな株にしてやろうと思います。
隣の苗は
銀冠玉の小苗です。少し白っぽいですが同じ仲間ですので良く似ています。これは頂き物です。
今年、銀冠玉の苗が交配できましたので種をまきました。今、3mmくらいです。来年の今頃にはこれくらいの大きさになっているかな。
参考書によると銀冠玉は育てるのが結構難しいとか。翠冠玉に比べてずっと気むずかしいそうです。でも今のところ私の温室では順調で、すくすく大きくなっています。どこが難しいか今のところ良く理解できません。大きく成るとこじれやすかったりするんでしょうか。
まだ銀冠玉とつきあい始めて1年と少しですのでまだこれからです。うまく育ってくれますように。それと実生苗の中に斑入りが出来か期待しているのですが、今のところ見あたりません。ちょっと残念。
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- 2012/09/20(木) 23:19:13|
- ロホホラ
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先週、頂部の綿毛が盛り上がってきたと思ったら、今日、初めて
コリファンタ・トリプギオナカンサが開花しました。
この花は初めて見ます。結構大きくて直径約8cmで、黄色で、そこが少し紅色をしています。なかなか立派な花です。体径が9cmくらいなのでそれに近い大きさです。
このトリプギオナカンサは新種なので余りネット上に情報がないかと思ったら、結構載っていました。この刺のかっこよさからもう根強いファンが多いみたいです。私の持っている苗もまずまずの刺をしていますが、ネット上で見る原産地球の刺はすごいものがあります。育つ環境もあるでしょうがそんな刺の苗を育てられないものでしょうか。

鷲の爪のように黒くて太い、湾曲した刺がかっこいいです。
去年から今年にかけて海外の種屋さんで種子を探しましたがあいにく売っていませんでした。
実生してその中から良い刺の苗を選べばかなりいいのが出来そうですが、今のところそれは実現できていません。
来年くらい、もう1本成球を買って交配する方が早いかも。でも、開花期は2日ほど。種の取れる確率はかなり低いです。
さてどうしたものか・・・・・。
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- 2012/09/19(水) 22:06:00|
- コリファンタ
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前に
自家実生の兜錦が蕾をつけていることをご報告しましたが、それがようやく咲きました。
小さくてかわいらしい花です。
普通、兜丸の花は直径が4-5cmはあります。でもこの花は3cmくらいしかありません。サボテンの方も子は付いていますが主頭が3.5cm位なのでその大きさからするとお似合いの大きさです。
去年私が約30年ぶりに交配して種を取り、それを蒔いて発芽したものをキリンウチワに実生接ぎしました。
それから約1年。私としては約30年ぶりの自家実生苗の開花です。
接ぎ木は無理やり大きくするところがちょっと気になりますが、でも早く大きくできるメリットは大きいです。出来るだけ親苗になった姿を早く見たのは誰も同じです。私も接ぎ木しない状態でなるべく育てたいですが、いくらかは接ぎ木するのもまたいいものだと思います。
同じ頃蒔いた種から発芽した兜丸、兜錦の苗はまだたくさんありますがそれらはまだ1-1.5cmくらいでまだまだ開花するところまで行っていません。この苗はキリンウチワの実生接ぎの練習用に接いだもので有星類ではこれ一本だけです。
苗も小さくて花も小さい、兜丸のミニチュアを見ているようです。斑柄はちょうど半柄であまり大して良くはないですがかわいくて愛着があります。今年の花はおそらくもう終わりに近いでしょう。また来年も楽しませてくれますように。
5-6cmになったらおろして自根にするようにがんばってみようと思います。うまく根が出るでしょうか。
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- 2012/09/18(火) 22:37:07|
- 兜丸類
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写真は
ウコンの葉です。
9月になりほぼ夏野菜が終わり、そろそろ冬野菜の準備を始める季節となりました。
夏野菜のうち、秋に取り入れをするいくつかの野菜が残っています。ウコンもそうですが10月から11月にかけて収穫する野菜がいくつかあります。
サツマイモです。今年はなると金時を植えています。葉が虫に食われていますが芋はけっこう入っています。少し掘ってみましたがいい形の芋が出来ていました。春の植え付けの時にいい苗が手に入ったときはいい芋ができます。元気のない苗しか手に入らないときは極端に大きな芋が出来やすいです。
ショウガの葉です。ショウガも11月頃の収穫予定です。これからもう少し大きくなるでしょう。地上部の丈が大きな物は根もおおきなのができています。ショウガは使用する用途が多いので重宝がられます。でも、植え方が悪いのか、植えた種株に比べて取れる量が少し少ないみたいです。もう少し研究しないといけません。
丹波の黒大豆としてサカタの苗から購入した種を蒔いた大豆です。実が入りかけていますが、まだ食べられるまでには2-3週間くらいかかりそうです。黒豆の枝豆もおいしいので収穫が待ち遠しい。虫が付きやすいですが薬は使用したくない・・・。どうしたものか・・・。
この辺で今年の夏野菜の成績をまとめてみたいと思います。
トマト:今年は4種類で合計70本ほど作りましたが、まずまずの出来でした。まだ少しずつ収穫しています。でもほとんど終わり近づいています。力を入れた甲斐がありましたが、ほかの野菜がその分出来が良くなかったです。
オクラ:出来が悪かったです。なぜだかよくわかりませんが、去年菊芋を作った後に植えたのでそれが影響しているかもしれません。菊芋は植えるとその辺の肥料分を吸い取ってしまい、土がやせてしまうとか。次に植える野菜が出来が良くないと聞いたことがあります。そのせいでしょうか
なす:出来が今ひとつです。まだ少し成っていますが、余り成長が良くないです。ジュウホシテントウムシの被害が出てそれで弱ったのかもしれません。まめに防除しないと行けません。また追肥ももっと入れた方がいいかも。難しいです。
ズッキーニ:少し出来ましたが、急に枯れてしまいました。根腐れでしょうか。よくわかりません。梅雨明け頃に枯れることが多いです。
カボチャ:良くなかったです。最初は雌花が早く咲いて喜んでいましたが、早く実を付けすぎたのかもしれません。根元のみが間引いてもう少し先端に成らせれば良かったのかもしれません。また、栗カボチャは実がぽろぽろして不評でした。来年からはえびす南京のみでやろうと思います。
ゴーヤ:まずまず出来ましたが支柱が倒れてきてそれを直すのにに苦労しました。来年は方法を変えないといけません。
モロヘイヤ:全然だめでした。まだ生きていますが、ゴーヤの横に植えたのでゴーヤが巻付いてきて影になり良くなかったです。またもともと買った苗が貧弱で育ちが悪かったのも原因です。少々手間がかかっても種から育てる方がうまくいきそうです。来年はそうしてみます。
なしうり:少し取れましたが成績はあまり良くなかったです。やっぱり梅雨明け頃が難しいです。
ダリア:まずまず出来ました。種から育てたのが今は結構大きな芋になっています。来年もこれを植えたら出来るでしょう。
マリーゴールド:良くできましたが、線虫予防に役立ったのかどうか不明です。ただ夏場のお墓参りようの花としては重宝していました。まだ咲いています。花期は非常に長いです。
だいたいこんな所です。
来年は肥料についてもう少し工夫してみようかなと思っています。やっぱり単一の肥料では成績が物足りないようです。
野菜作りも難しいですね。
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- 2012/09/17(月) 21:08:01|
- 野菜と花の栽培
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昨年6月に
エピテランサ・かぐや姫を芯止めし、群生株を作るべく育てています。
同じくらいの苗を3株寄せ植えし、一株はそのままで、(奥の苗)手前の2株を芯止めして子吹きさせています。頂部の成長点をカッターナイフで切り取って成長を止めて、子吹きさせた物です。
それから1年と少し、少し大きくなってまた植え替えが必要になってきました。今年の春に一回り大きな鉢に植え替えましたがもう隣の株とくっついてきています。
子吹きした子はまだまだ小さいですが親株自信も少し大きくなっているようです。芯止めしていない苗に比べて系が大きくなっているように見えます。出ている子の数からするとかなり大きな群生株になりそうです。
まだまだ時間はかかりそうですので気長に育てるしかありません。
芯止め後の成長過程を写真でご紹介します。

これが2011年7月28日の写真です。子吹きが始まっています。まだ子はほんの小さな粒状です。

これが2012年3月11日の写真です。子が大分大きくなってきました。まだ植木鉢は去年のままです。

2012年5月30日の写真です。植え替えをして一回り大きな鉢に植え替えています。鉢は一番上の写真と同じです。隣同士の株の間がかなり空いています。一番上の写真と比べるとその違いがよくわかります。この3ヶ月での成長具合がよくわかります。
まだまだ親株が子によって隠れるくらいにならないと一人前とは言えません。
あと2年くらいかかるかな。
マミラリアなら1年で結構見られる群生株を作れますがエピテランサはそれに比べて成長が遅くやっぱり結構時間がかかります。
また経過はご報告したいと思います。
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- 2012/09/15(土) 23:14:29|
- エピテランサ
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マミラリア・サボアエ変種ゴールディがようやくちょっとと元気になってきました。隣の植木鉢の影になって少し徒長気味かもしれませんが、結構元気になりました。
春先の植え替えの時、根が浅く、縮んでいたのでうまく植えられず右半分の根が宙に浮いたようになってしまいました。
私はサボテンを植えるとき深植えをせずに出来るだけ浅植えすることにしています。深植えすると胴体まで埋まってしまい、せっかくの刺が埋もれてしまいます。球形のサボテンなどは半球形のような形になってしまうために見た目が悪いです。それでこのゴールディーも根が浮いたまま浅植えにしていました。
よく見ると中央部分の隙間に根が見えます。まだ根が浮いたままのようです。それでも土の中に入った根から養分を吸い上げて成長してきました。
今年6月の開花の時の写真を載せます。

おなじ苗ですが全く姿が違います。6月現在では十分に根が張っていないために丸く縮んでいたので苗の生気がありません。それでもきれいな花を咲かせてくれるのには驚きます。特に右側は小さく、根が浮いているのがはっきりわかります。
サボテンは元々乾燥に強いので少々根が浮いたくらいでは枯れません。それよりも深植えしすぎて根が枯れることの方を心配します。やっぱりこれで良かったんだと一人で納得しています。
これくらい元気になれば来年の開花も期待できます。うまくこの冬を乗り切って来年は盛大に花を咲かせてくれることを今から期待してニマニマしています。
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- 2012/09/14(金) 22:57:42|
- マミラリア
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この二つの苗は
亀甲紅葉ヘキランとして去年購入した物です。
最初は接ぎ木で左の苗に右の苗が子で付いていました。その子をはずして挿し木し、親苗は接ぎ下ろしをしました。そしてこの2本の亀甲紅葉ヘキランが出来ました。何とか両方共に根を出して少し成長を始めています。
それにしてもこの子等はちっとも黄色くなりません。購入当初は少し稜の谷間付近が黄色っぽかったのですがそれからその黄色が薄れほとんど緑一色になってしまいました。右の苗は少し谷間が黄色っぽくなってきましたがこれから冬にかけて色づいてくるのでしょうか。それとも日照が影響しているのでしょうか。どうも私には紅葉ランポーのメカニズムがわかりません。
私自身が実生した苗の中にも紅葉ランポーらしい苗があります。その苗も黄色っぽくなったり青っぽくなったりします。成長が旺盛な時期は緑が濃くなるようにも思います。でもそれだけではないみたいです。
元々黄色の濃い個体や、薄い個体の差も大きいみたいです。また大きくなるに従って黄色みがなくなってしまうことが多いとも聞きます。
大きくなっても赤味を帯びた黄色の個体がつづく苗はない物でしょうか。接ぎ木がかっこうわるいので自根で育つきれいな紅葉ランポーが欲しいです。
去年の私の実生苗の中からいいのが得られるといいのですが。


この子等が候補です。
これも、普通の斑入りなのか、紅葉ランポー系なのかはっきりしません。
2-3年するとはっきりするでしょうか。
気の長い話です。
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- 2012/09/13(木) 22:18:25|
- ランポウ類
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去年から今年にかけてかなりたくさんのランポー類の種を蒔きました。
うちにはランポーの仲間としては
三角恩塚ランポー、三角ヘキラン、五角ヘキラン2本、5角ヘキラン錦、6角ヘキラン錦の6本の親苗があります。
ランポー類は春から秋まで次々と花を咲かせてくれます。同時に2本の苗が開花したときはなるべく交配することにしています。そうするとすぐに結実して種が取れます。種は蒔くと発芽率も良く、すぐにたくさんの苗が出来ます。余り多く成りすぎて最近はちょっと困っています。
そんな中にちょっと変わった苗を発見しました。
2稜のヘキランらしき苗です。去年の実生苗です。

おもしろい形をしています。二つの稜が並んで反対方向に開いています。こんなのは初めてです。
まだ1cm強の大きさですのでこれからどうなるかわかりません。この鉢は恩塚三角ランポーとヘキランの交配した物です。三角、四角、恩塚系、ヘキラン系などいろんな苗が出来ています。その中にこの2稜ヘキランはありました。こういうのが出来たりするので実生はおもしろいです。
ランポー類はその成長過程で良く増稜したりします。小さな時は三角でも増稜して4角や5角になるものが多いです。この苗もそうなるのでしょうか。
このまま大きくなって2稜のままで開花まで行ってくれることを祈っています。
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- 2012/09/12(水) 23:02:22|
- ランポウ類
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テロカクタス・紅鷹の赤い刺がきれいです。
花は1ヶ月くらい前に咲きましたが今年は1回だけでした。花が終わったら今度は新棘を出してきて成長してきました。
紅鷹はテロカクタスとは思えないような太くて強い刺を出します。フェロカクタスのサボテンと同じ味わいです。これが大統領などと同じ仲間とは思えません。

刺の色は全部が真っ赤ということはなく先端が白っぽかったりします。この辺はフェロカクタスの品種とは少し印象が違うところです。刺は年を経るほど退色していきますがフェロカクタスとは退色の仕方も少し違うみたいです。どこが違うかは言葉にしにくいですが、何となくです。
この苗はどっしりして背が低く丸々とした感じです。

こちらの苗は少し細身です。稜がはっきりしないで疣状になっています。刺は少し黄色っぽくて太さ、長さはこちらの方が上かもしれません。
これからこの疣が連なって稜を形成してくるのでしょうか。どちらの株が大きくなるのか観察します。この株はまだ蕾をだしはじめています。時期的にかなり遅いので咲くかどうかわかりません。
2株の開花時期が揃えば交配してみたいですが、今年は無理みたいです。ネットで見ているともっとすごい刺の苗があるようで、種が取れればそんな強い刺の苗を選別できたらいいなーなどと思っています。
最初の株の開花の写真を載せておきます。この花を見るとやっぱり大統領の仲間なのだなーと納得します。
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- 2012/09/11(火) 22:22:17|
- テロカクタス
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先日、
薫光殿に花が咲いたことをお知らせしましたが、それに続き
刺なし麗光殿にも蕾があがってきました。

そして昨日その花が開花しました。
これも春の開花につづき2度目の開花です。蕾は合計6個ほど出来ています。春は次々に20個くらい咲いたでしょう。それに比べるとすくないですが立派な開花です。ただの狂い咲きという感じでありません。
去年は秋には咲きませんでした。今年はかなり苗の元気がいいからでしょうか。盛んに成長してかなり大きくなったように思います。主頭が約9cmで子供が一つ付いていましたが、1個子が増えて2個になりました。
元々このクラインジア属はそんなに一頭が大きくなる種ではありませんので、大きくなると群生してくるのでしょう。花もきれいですが花のない時期は白い毛だけでも十分魅力があります。
花の咲いている少し下の部分に種が出来ていました。マミラリアの品種とは違い実が赤くなりません。黄色くなってそのまま突出することなく疣の谷間にひっそりと残っています。
結局2個の実を収穫して約50個ほどの種が得られました。
先日の薫光殿の種は少しだけ試しに蒔きました。でもまだ発芽していません。同時に蒔いた兜丸は発芽しています。少し発芽率が悪いのでしょうか。
または、種によって発芽の最適温度が違うことがあります。このクラインジアはどのくらいの温度が適しているのでしょうか。初めてなのでよくわかりません。
もう9月になってしまいましたので今年の実生もそろそろ終わりにしないと行けません。
発芽の様子を見て、最適温度などを探り、残りは来年またやってみましょう。
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- 2012/09/10(月) 20:45:31|
- クラインジア
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我が家にはいっぱい
エキノカクタス・金鯱があります。
これらは私の若いころから残っている苗で、ほとんどが40年前後の年数を経ています。
私が若いころはいろんな種類のサボテンを今と同じくらいの数育てていました。
その経過は
私の経歴をお読みいただけばおわかり頂けると思います。
私がサボテンに熱を入れていたのは中学から高校生のころで、その後は下宿生活の時期などがありズーと手抜き栽培の時期がつづきました。
多くのサボテンはその中で枯れてしまいましたが、強健な品種だけが今も一部生き残っています。
その中でも一番丈夫で今も元気なのがこれら金鯱たちです。
大きめの苗はほとんどが30-40年を経過しています。一番大きな苗でも30cmを下回ります。
金鯱は成長が比較的いいので順調にいっていれば1年に1cmくらいは大きくなりますので、40cm以上になっていてもおかしくはありません。
そうなっていないのは、数年前までの長い間植え替えもしないで放っておいたからに違いありません。サボテンは鉢の中に根がいっぱいになってくるとそこで成長を止めてしまいます。たとえ水をやっても新しい根を張る余地がないので成長しません。ただ乾燥にはめっぽう強いので枯れはしませんが成長は止めたままになります。弱いサボテンはそんな時期が長くつづくと枯れてしまいますが、金鯱が丈夫なのでズーと生き延びてきました。
一番上の写真はうちの温室でもっとも大きな金鯱で、直径は約28cm。写真ではわかりにくいですが斑入りです。斑柄は全体の7割くらいでハケ斑のまずまずの斑柄です。頭部に白い綿毛を密集してその中から花を咲かせていました。
3年前に初めて開花し、2年間花を付けましたが、その後植え替えした後、去年と今年はまだ開花しません。
植え替えでちょっと機嫌を損ねたのかもしれません。大きくて重く、刺が痛くて大変でしたが根をほとんど切ってしまったのでそれを回復するのに時間がかかるのでしょう。今年は多少大きくなったように感じます。来年あたり再び開花してくれることを期待しています。
金鯱は自家受精で種が出来ます。この金鯱錦も種が取れましたので、かなり蒔きましたが1本も斑入りは出ませんでした。どうしてでしょう。なかなか思うようにはいきません。次に開花したときにはもう一度挑戦してみたい物です。

これは2番目に大きい金鯱で直径は25cmです。去年から開花し始めました。今年も3個開花し、種が残っています。これは斑なしの苗です。
金鯱は開花球になると成長点に綿毛を蓄えてその中から蕾を持ち上げてきます。大きくても頂部に綿毛の出ていない苗は開花しないみたいです。一般的には金鯱は30cmを超えてようやく開花することが多いと聞きます。それに比べるとうちの金鯱たちは比較的小さな時から花を付けています。それは小さくてもそれなりに長い年月を経ているからでしょう。実際の大きさよりはその栽培年数の方が問題なのでしょう。

これが3番目に大きな苗で、大きさは22cmくらいです。まだ開花していません。

続けて4番目と5番目の苗です。大きさは20cmくらいです。おそらく一番大きな苗と同じ頃の苗ですが成長具合が遅いです。苗の下の方を見てみると黒くて長い刺がいっぱい残っています。一時はかなり強い刺を出して大きくなって、その後ちょっとこじれて成長が遅れたのでしょう。おそらく植え替えさぼりが原因かと思います。

6番目からは最近の苗です。これは2年ほど前にネットで購入した
白刺金鯱です。真っ白な刺を期待して購入しましたが、余り白くはありません。すこし白っぽい程度でちょっと物足りません。マミラリアの白刺種のような真っ白な白刺金鯱はないものでしょうか。あれば是非欲しいのですが。

これはうちの一番大きな金鯱錦の種を蒔いて生まれた苗です。大きさは7cmくらいになりました。2年間で7cmですから結構成長は早いです。斑入りの苗の種ですが斑なしです。

これは去年メサガーデンから購入した種子を蒔いた苗で、
刺なし(短刺)金鯱です。10本ほど発芽し、長い刺が6本と短刺が4本生まれました。今のところ変な苗という感じですが、大きくなってくるとまた雰囲気が違ってくるかもしれません。
金鯱は数センチまでは刺の部分が疣状になっていますが、大きくなってくるとそれが繋がって稜を形成します。そうすると本来の金鯱の姿に成り、堂々とした外観になります。
もう少し成長を見守りましょう。

これが去年蒔いた自家産種子の苗です。大きさは3cmくらい。この大きさにしてはいい刺が出ています。
他にもたくさんありますが、置き場所がなくてそのままになっている小苗がいっぱいです。かわいそうですがこの子等は廃棄するしかありません。もし欲しい方があればご連絡ください。小苗2鉢分くらいあります。差し上げますのでいかがですか。
また、今年取れた金鯱の種もあります。欲しい方はご連絡ください。
金鯱はまさしくサボテンの王様という感じです。1m近くまでほとんどまん丸に育ち、金色の刺を密集して大きくなる様は風格があります。その寿命はおそらく人間の寿命よりも長いでしょう。
今でも重くて、植え替えの時など腰痛になりそうで困っています。
40cmを超すくらいまで大きくすることが出来るでしょうか。
どれくらいまで育てられるか精一杯やってみようと思います。
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- 2012/09/09(日) 22:30:25|
- エキノカクタス
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今年の春、ヤフオクで
テロカクタス・和光丸のきれいな花が載っていましたので購入しました。届いた苗は私の所にある大統領と刺や外観が良く似ています。
その時は花は咲いていませんでしたが、今日花を咲かせました。
きれいな花ですが、これまた大統領とそっくりです。花の直径は6.5cm。
これもうちの大きい方の大統領とほぼ同じです。
ネットで和光丸のことを調べましたが大統領とは全く違う品種として掲載されています。
大統領も原産地球は刺が太くて長く密集して、全く違う品種のような外観と聞きます。テロカクタスの多くの品種はその違いが微妙な感じがします。中にはその種が混同されてわかりにくくなっている物もあるかもしれません。
少なくともこの和光丸はほぼ大統領と同じ風に見えます。
今年、五色大統領と、白刺大統領の種子を蒔いています。これらの成長を見守りながらこれら大統領の近縁種の違いについて調べてみたいと思います。

テロカクタスとは全く違いますが、同じ日に
コリファンタ・象牙丸が花を咲かせていましたので写真を撮りました。今年3個目の花です。
やっぱりきれいですね。
コリファンタの品種は夏型で真夏の暑いころがもっとも成長し、花も咲かせる時期とのこと。私の40年前から愛読している手引きの本に載っていました。植え替えも通常よりも遅めの5月頃がいいとのこと。私はつい忘れて3月に植え替えてしまいましたが、一応元気に育っています。
新棘の出る数は多くはないですがその体はむくむく太ってきたようです。

私が8月3日に同じ象牙丸の花を載せていますが、これに比べて少し大きくなったように感じます。たった1ヶ月ですが成長期ですので違いがわかるほど大きくなったように感じています。
この隣で同じコリファンタの
トリプギオナカンサの頂部に毛が盛り上がってきました。どうやら開花の兆候のようです。この子の花は見たことがないのでどんな花か楽しみです。
この品種はまだ新種ですので余り花についての情報がすくないようです。
また咲いたらご報告します。
お楽しみに。
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- 2012/09/08(土) 22:59:47|
- テロカクタス
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エピテランサ・月世界に赤い実が付きました。
月世界は自家受精で結構赤い実がなります。
私の所には2株の月世界がありますが、交配してみてもその時はなかなか結実しませんでした。月世界の花はかなり小さく、雌しべも雄しべも小さくて思うように花粉を乗せられません。そのためかなかなか受精せず、交配しないときに自家受精で実が出来たりします。
月世界はたくさんの花を咲かせますが、花の数からするとほんの一部だけしか結実しないようです。どうも気まぐれなやつです。
去年も実が出来たので種を取って蒔きましたが結局生えませんでした。赤い実の中には1個から5個ほどしか種が入っていないことが多く、その種も未熟なものが多いみたいです。他の苗との交配が出来ればもっとたくさんの種が取れるのでしょうが、それもうまくいかず難儀な品種です。

月世界の花は薄いピンクで、刺の白い部分との差が少ないために余り目立ちません。その代わり赤い種は鮮やかでよく目立ちます。
先日ご紹介した小人の帽子の方が花の色が濃く目立ちます。これは個体差もありそうですので、もっとピンクの濃い苗を選べば花が映えるかもしれません。
今、この苗は頂部が白い毛で覆われてほとんど刺が見えないようになっています。白刺の中から先端の黒い刺が見え隠れしています。そのため真っ白というわけでもありません。
これは去年の初めころから白い綿毛が増え始め、とうとう真っ白な状態になりました。
白髪のおじいさんのようです。
おなじ苗の去年の5月の写真を載せます。

この頃は白い綿毛も少なく若々しい感じです。この頃の方が良かったかも。
エピテランサのサボテンは細かい刺が整然と並んだ様子がきれいで、それが魅力のように思えます。
苗が大きくなって花を咲かせるようになると成長点に綿毛が増えてきて白くなってきます。白い綿毛が増えてくると刺が隠れて様子が変わってきます。
果たしてどちらがいいのでしょうか。
またこれからこの苗はどんな風に育っていくのでしょうか。とにかく見守っていくことにします。
成長点に咲いた花の花殻は丁寧につみ取ってやりましょう。そのままにしておくとカビがきて白い綿毛が汚れます。
花殻はいっぱいあるので取るのが大変です。白い綿毛の中にも隠れています。綿毛をかき分けて取ってやりましょう。
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- 2012/09/07(金) 22:19:46|
- エピテランサ
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これはコリファンタ・金環食です。
私の所の温室に30-40年前からいる古株です。
でもそのうち約30年は世話もせずに放っておいたので余り大きくなっていません。
サボテンは植え替えをせずにそのままにしていると、成長を止めてただひたすら行き長らえることにその力を使うようです。そのため成長も開花もしないことが多いみたいです。
この金環食も30年以上たっているにもかかわらずおそらく初めての開花でしょう。コリファンタらしく黄色のきれいな花です。雄しべの赤い色が鮮やかです。
この金環食ですが、カーブした刺が黒くてなかなかかっこいいではないですか。成長点付近の白い綿毛もいい感じです。
去年植え替えるまでは何となく生気がなくくすんだ感じでしたが、植え替えて世話をしてやるとそれに報いて元気になってきました。
苗の下の方には30年間の歴史として少し老化の痕があります。ちょうどそこに子が出てきています。子が大きくなってくると隠れてきそうです。
苗の直径はこれ以上大きくは成らないようですのでこれからは子を含めた群生株にしていくのがいいのかなと感じています。

一時は余りきれいではないので処分を考えたこともありますが、我慢していて良かったと思います。コリファンタ属の中では余り目立たない存在ですが私は好きです。
黒刺のサボテンっていいですよね。
もっと長くて太い黒刺を出させるように世話をしてやりたいと思っています。
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- 2012/09/06(木) 22:24:59|
- コリファンタ
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今日は今年3月に実生した苗をご紹介します。
今年の3月に
ドイツのコーレスと
アメリカのメサガーデンにサボテンの種子を注文しました。
そのうちコーレスからの種はすぐに到着しましたが、メサガーデンからは1.5ヶ月くらい待たされて、いらいらしました。どうもメサガーデンはそんな対応が今ひとつです。
でも、メサガーデンは現地に自生している苗から採種しているらしく、結構いい苗が生まれるようです。今日本で出回っている優系の太平丸の苗の多くはメサガーデンの種子のようです。
この鉢の苗もメサガーデンの種子です。一番手前が
エピテランサ・ラウイの名称で入手した物ですが、ネットなどで調べてもどういう物かわかりません。ラウイという名称は他の属に数種ありますが、月世界と同じエピテランサでは聞いたことはありません。
苗は赤っぽい色をしており、刺も赤味を帯びています。エピテランサの品種とは違う印象です。何かの間違いでしょうか。1本接いでみて様子を見てみようかと思っています。
その右側が
テロカクタスの五色大統領です。
これは幸いにも発芽率が良かったです。1本キリンウチワに接いでいます。

先日ご紹介したこれです。
実生苗の方は3-4mmの大きさですが、キリンウチワ接ぎの方はもう3cmくらいになりました。すごい成長具合です。
その上が
マミラリアのライチ(wrightii)です。これもマミラリアの花のきれいな品種です。
海外のネットに載ってた写真をまた無断で転載します。(すみません)

これもまだ日本では余り見受けられない品種かと思います。早く花を見たいのでこれも接ぎ木してみようかな。
その左の4本は自家採種の
新天地錦の苗です。たくさん蒔きましたが、結局この4本だけ斑入りのようでした。確率は1/100くらいでしょうか。新天地錦はかなりポピュラーなのでこの結果は物足りません。親の斑入り苗は種を採種後に枯れてしまいました。今はこの苗の育つのを待つしかありません。
自家採種の種子はほとんどの物は70-100%くらい発芽します。しかし輸入種子は約半数くらいは発芽ゼロということが多いです。
今年もコピアポアの黒王丸やその他の難物と呼ばれる種類の種をいくつか蒔きましたが発芽はゼロでした。難物は発芽も難しいのでしょうか。または種が古いのが原因なのでしょうか。種の収穫時期は全くわかりません。1年前なのか、3年前なのか、目では全く区別が出来ません。発芽すればもうけものというくらいの気持ちの方がいいのかもしれません。
当面はこれらの苗の生育を見守りたいと思います。
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- 2012/09/05(水) 23:04:02|
- 実生・採種
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先日
キリンウチワや袖ヶ浦に実生接ぎした太平丸系の苗に子吹きが多いことをご報告しました。
マミラリアなどの群生して見事になる品種ならいいですが太平丸系は単独で大きくしてころその良さが伝わる物だと思います。太平丸の群生株などは余り見たくはありません。
そこでこれらの実生接ぎ苗に出た子をはずして袖ヶ浦に接いでみました。
子の数は結構たくさんあって、1個の子を1本の袖ヶ浦に接いでいると数が足りなくなりそうです。接ぎ木の時期的にはこれ以上遅くなると困難になりますので、とりあえず台木のあるだけ全て接ぐことにしました。
カキコを接ぐ場合には実生苗に比べて維管束(髄)の部分が太いことと、背の高さが低いことが問題になります。また子は側面から出るために斜め上を向いていることが多く、それを補正するのが結構難しかったりします。

これが第一弾として2週間ほど前に接いだ苗です。
少し新棘が出始めているみたいです。どうやらうまく接げたみたいです。
接ぐときには伸縮包帯を使用しました。袖ヶ浦は伸縮包帯を止めるときに刺がそのフック代わりになりちょうどうまく止めることが出来ます。
太平丸の子は刺が出ていると伸縮包帯で止める際にじゃまになりますので取り去っています。それで接いだときは成長点に刺のない状態でした。今少し見えている刺は接ぎ木後に出た刺です。刺のない部分は成長すると下の方に回ってしまい、見えなくなるでしょう。

この苗は確か太平丸と花王丸を交配した物だったと思います。本格的は刺はこれからですが期待して見守ります。
太平丸を実生接ぎすると袖ヶ浦で1-2個、キリンウチワの場合は3-5個くらい子が出ることが多いです。
それらを全てはずして接ぎ木するとかなり多くの苗が出来ます。接ぎ木は全て成功するわけではありませんが、それでも元の苗の数倍の数に増えそうです。
子をはずした元苗はおそらくそれ以上子吹きはしないと思われますが、今のところ経験がないので経過を観察することとします。子をはずした痕は今は気になりますが、大きくなってくればわからなくなるのではないかと思っています。付いていた子をはずして1頭だけになった苗は順調に育つでしょうか。これも少し気になりますが、経過は見守るしかありません。

数日前に第2弾のカキコの接ぎ木をしました。
私の接ぎ木はほとんどの場合1鉢に4-5本植えにしています。従来のように糸をかける場合はこんな植え方をしているとうまくいきませんが、伸縮包帯を使用すると4本植えでもうまく接げます。便利になったものです。
接ぎ木直後に夕立があり、湿度が上がってちょっと心配です。
子を取り去った親苗の切り口も少し赤っぽくなっています。どうでしょうか。
もう4-5日すれば伸縮包帯を取ってみます。
うまくいっていればいいのですが。
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- 2012/09/04(火) 21:43:21|
- 接ぎ木・接ぎ下ろし
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今年の春、ドイツの種やさんコーレスからいくつかの種子を購入しました。
その中に
ペレキフォラの精巧殿とその変種がいくつかありました。
ネットのカタログにはかなり多くの種類がリストアップされていましたが、それぞれの違いについてはわかりませんでした。ネットで検索してもその詳細はわからず、これは購入して蒔いてみないと何とも言えないなと思いました。
精巧殿は以前にも私のブログでご紹介しましたが花のきれいな、かわいいサボテンです。その変種とすると、刺が強い物や、毛が白くきれいな物、花が赤い物などが考えられますがそれらがカタログの種類の中に含まれているのかどうかわかりません。
私の購入したのは次の種類です。
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v Dr. Arrojo
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v Mier y Noriega
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v Miquihuana
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v Palmillas
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v rubriflora
PERECYPHORA Normanbokea, pseudopectinata v Tepozan
この名前を見ただけでは違いは全くわかりません。
それで実生したわけですが、今までの経験で相対的に発芽率はかなり悪いために、余り期待はしていませんでしたが、幸い、かなり発芽率が良く5種類、数本づつ発芽しました。
ペレキフォラのサボテンは概して成長が遅いようでなかなか大きくなりません。3月に発芽した苗もひょろひょろと細長くなり、いっこうに太ってきません。抜いてみると根が太くて長く、根の方に養分がいって地上部の方の伸びがその分遅いように感じました。
他の種類のサボテンも、太いゴボウ根を持ったサボテンは成長の遅いものが多いように思います。ペレキフォラのサボテンもその中に入るのでしょう。
これは接ぎ木してみた方が良さそうに思い、それぞれを1本づつキリンウチワに接いでみました。
それから約1ヶ月、どうやらうまく接げて成長し始めました。
どうしたことか、どの苗も傾いて斜めを向いています。
キリンウチワの接ぎ木はただ乗せるだけですので一部だけしかくっつかないことが多いです。そのために傾くのかと思います。
でも接合面は肉が盛り上がってきているので大丈夫でしょう。しばらくすると気にならなくなると思います。

これも同じようです。

品種はラベルに付けていますが今のところどの苗も大差はありません。

この鉢にはキリンウチワを4本植えにしています。1本づつ小さな鉢に植えるよりも4本で大きな鉢にする方が場所を取らないからです。私の温室はすでにもうスペースが飽和状態で置き場所は少しでも節約したいということでこういう植え方にしています。でも4本で大きな鉢の方が成長はいいように思います。
出来れば地植えにしたらもっと成長はいいでしょうが、うちの温室にはそんなスペースはありません。
この子等がその特徴を見せ始めるのは来年あたりでしょうか。
先日のルエッティーと同じく、この冬場は出来るだけ温度を上げて少しでも長く成長させてみようと思っています。
そういえば温室のヒーターを強力にするために、電気をAC100Vから単相AC200Vに変更する予定で電気屋さんに依頼しているのですが、電気屋さん、どうやら忘れているみたい。
催促しなくちゃ。
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- 2012/09/03(月) 22:16:06|
- 接ぎ木・接ぎ下ろし
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先日ご報告した
緋牡丹錦の種がはじけました。
真っ赤になってそろそろかなと思っていましたが、今日果実の側面を見ると少し裂けたようになっていました。
おそるおそる引っ張ってみるとポロッと取れました。苗の大きさからするとかなり大きな実です。

実をカッターナイフで二つに割ってみました。
半透明の白い果肉の中に細かい種がいっぱい入っています。
これはかなり小さな実です。以前収穫した新天地よりもさらに小さいみたい。これは扱うのが難しそうです。
いつも使用している茶こしの中で洗いましたが、茶こしの目から流れではしないかとちょっと心配になりました。でも何とか大丈夫でした。ぎりぎりセーフみたいです。

種をクローズアップして写真を撮りました。比較のために1個兜丸の種を中におきました。
どうですか。この違いは。
兜丸の種はかなり大きいですがそれでも2mm弱でしょう。それに比べて緋牡丹錦の種は0.5mm以下でしょう。おそらくこれは小さなたとえで使用されるケシ粒よりも小さいでしょう。息を吹きかけたら飛んでしまいそうです。
肉眼では見えませんがこの種の表面には細かい突起がありました。神秘的な姿です。
種が小さな分、数はかなりありそうです。200-300粒くらいはあるでしょう。一応少し蒔いて様子を見ましょうか。種が細かいと発芽する子も小さいはずです。うまくいくでしょうか。前に蒔いた新天地は比較的低い温度の方が発芽しやすいみたいでしたので、少し気温が低下してきたころの方がいいかもしれません。
ちょうど今頃がいいかもしれません。また経過をご報告します。
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- 2012/09/02(日) 22:58:14|
- ギムノカリウム
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以前から時々ご報告しています
キリンウチワの水耕栽培実験のその後です。
前回かなり大きくなって30cmを超えたために水耕栽培の分と土に植えた分の両方に今年蒔いたスーパー兜の実生苗を接ぎ木しました。
どうやら両方共に接ぎ木は成功したようです。まだ本格的な成長はしてきていませんが枯れないところを見ると着いているようです。
実生接ぎは接いでから成長し始めるまでにしばらく時間がかかります。違う品種の苗同志をつなぐための栄養分の通り道が出来るまでにそれなりの時間がかかるのでしょう。
キリンウチワは成長を止められたと思い下の方から脇芽を出してきます。これを取らないと栄養分は穂の方にうまくいかず成長が止まってしまいます。出る子を葉を落とさないようにまめに掻き取ってください。

これが水耕栽培の方です。少し茶色っぽくなっていますが成長してくれば緑になるでしょう。まだ3-4mmです。

こちらは土に植えた方です。接ぎ木するまでの成長はこちらの方が少し良かったです。接ぎ木後の成長はまだ十分ではなく、大きさは水耕栽培の方と同じくらいです。脇芽が出ていますので写真撮影後カッターナイフで丁寧に切り取りました。
それにしてもキリンウチワの成長は目を見張る物があります。
最初にこの実験を始めたのが6月23日でした。それから2ヶ月と少し、最初苗の大きさは共に12cmくらいでした。それが1ヶ月半で高さ30cmに達し、接ぎ木してそれが成長を始めるとは驚きです。
水耕栽培の方は蓋をしていますので溶液の蒸発はほとんどないと思いますが、今日見ると液が1.5cmほど減っていました。約2週間での減り方です。根が少し空中に出たようになっていましたのでハイポネックス入りの液を足してやりました。おそらく液を根が吸い上げて葉から吐き出しているのでしょう。これが植物の生長なのだなと実感しました。

これが実験を始めた6月23日の写真です。この大きさの違いはどうですか。
私はキリンウチワの接ぎ木を初めてまだ約1年で、経験が少ないですが、おそらく袖ヶ浦のように永久的な台木は成らないでしょう。1-3年で接ぎ下ろしをして穂の方は見た目は正木に近い状態になります。聞くところによると接ぎおろしたときに穂の方から根が出やすく、普通の実根(穂の苗の実際の根)の状態にしやすいとか。もしそうならこんなにいいことはありません。その後の成長が順調にいくなら理想的な台木といえそうです。
実際の所は私は接ぎ下ろしはしていませんのでこれからそれを試すことになりますが、何とかうまくいくことを祈るところです。
接ぎ木はそれ自身早く育てるための手段であり、接ぎ木のままでは見た目も悪く、おろしてこそ本来の姿になると思います。うまく接ぎおろせることが大切なポイントになります。
一昔前に流行した三角柱の接ぎ木は、成長は早いものの寒さに弱く、台木が長い間に少しづつ腐ってきたりして今は使用される方が減ってきているようです。
こんな物にも流行があるのでしょうか。
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- 2012/09/01(土) 22:40:20|
- 接ぎ木・接ぎ下ろし
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