ちょうど2週間ほど前にキリンウチワに新しく実生接ぎした苗をご紹介しました。
その記事はこれです。
キリンウチワの実生接ぎ苗 キリンウチワは今が一番の成長期で、日に日に目に見えて大きくなっています。わずか2週間の違いですがどれくらいの違いか見てやってください

接ぎ木後6-7週間の苗です。一鉢に4本植えています。
いずれも緋牡丹錦ですが、うまく接げた物と、活着が不十分な物でかなり成長に差が出ています。大きい物はもう1.3cmくらいになっています。うまく接げると、台木から余り子を出さないですが、活着が不十分な物は脇芽をいっぱい出してきます。それをこまめに掻き取ってやらないと、穂の方に養分が行きにくいので成長が極端に遅くなります。一応穂が枯れないということは接げている証拠なので、脇芽を取りながら育てればそのうちだんだん大きくなってきます。

大きさ1.3cmくらいになった緋牡丹錦です。斑の入っているのが確認できます。余り全面に入っているほどではないようです。緑の肌と、黄色の斑、赤味を帯びた部分は綺麗です。肌はつやつやしていて生き生きしています。子を出し始めているようです。

こちらも斑入りです。こちらは緑の部分がなくて肌は黒みを帯びているようです。緋牡丹錦は黒っぽい肌のタイプと、緑の肌のタイプがあり、それぞれ変化があって面白いです。

こちらは少し成長の遅れた苗です。苗が小さいのではっきりはしませんが斑入りのようです。ようやく成長しかけてきましたので、もう1-2週間もすれば斑柄もわかってくるでしょう。何しろ接いだときは直径1.5mm程度という極めて小さな苗でしたので接ぎ木の成功率もかなり低いみたいでした。うまく接げただけでも良しとしましょう。

この苗もまだ小さいです。色からすると斑入りのようです。赤っぽいのでいい色になることを期待します。

この苗は他の鉢の分です。この苗は緑の部分ばかりで、斑は入っていないようです。何しろ接いだときは非常に小さかったので、斑入りかどうかを判断するのが難しい状態でした。せめて3mmくらいになれば、斑入りの確認も出来るのですが、緋牡丹錦を3mmまで育てるには半年以上がかかるでしょう。そうなると苗も堅くなって実生接ぎには適さないかもしれません。その辺が難しいところです。
何しろ緋牡丹錦の種は極めて小さく、良く小さな物のたとえとして使われるケシ粒よりも小さいのではないかと思います。種が小さければ発芽した苗も極少で、発芽仕立てはおそらく0.5mmくらいの大きさでしょう。それ故、育てるのも結構難しい部分があります。性質自身は丈夫な方ですが、何しろ大きくすることに根気がいります。
以下次回に続きます。
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- 2013/08/04(日) 21:23:57|
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